「個」の認識は人種的偏見を減らす
なんでも,白人の被験者に,黒人の顔を見分ける訓練をしたら無意識の偏見が減ったとか.
他者がある状況にあるときのことを想像するときの脳活動を計ったときにも
自分と似た人(兄弟や親)を想定する場合と,全然異なるタイプの人を想定する場合では
脳活動が異なるというのを読んだことがありますが,「個人」というものを意識するということは
自分への対応を考え始めるきっかけを与え,見知らぬものに対する恐怖を和らげる効果があるのかもしれません.
偏見の変更と脳の活動を測定する試みも、いくつか行なわれている。プリンストン大学のSusan Fiske教授(心理学)が実験の中で、被験者らに黒人の人々の写真と野菜の写真を同時に見せてから、写真の人物の好きな食べ物は何だと思うか尋ねたところ、恐怖をつかさどる脳の部位である扁桃体の活動が鎮まったという。
「扁桃体の活動は、対象を個人として考え始めるやいなや、鎮まった」とFiske教授は語る。
人が,他者を自分との対応をどこまでとって考えているのか,というのは面白い問題です.
ミラー的に扱わなくても最適な行動はとれるはずですからね.
そして,その対応がどの程度親近感に影響を与えているのか,というのもコミュニケーションロボットを
作る上で重要ですよね.不気味の谷なんかの話もありますし.
とりあえず眠い...
なか卯でうどん食って帰ろう.
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