2011-12-07

[L] 悪ガキ教授

AFP のニュース「「ヤバい経済学」著者が予測,「世界的危機は一時的」」の記事で紹介されていたスティーブン・レビット教授の話が面白かった.

米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の博士課程へ入学を許可されたときには「何か大きな間違いがあったに違いない」と思ったほどだった。人生の謎解きをするのが大好きだというレビット氏は、自分個人の経験と身の回りで見聞きすることの不一致をから研究テーマを決めた。「ただ自分の鼻を頼りに物事や周りの状況を見て、結論を引き出しているんだ」

とかく見聞きしたことを,自分の知っている発達理論なりなんなりを当てはめて理解し,それ以外はノイズと考えがちなんだけど, 実際の現象というのはより複雑な要素で,理論になっていることは,その一面を切り取ってきたことにすぎないということを忘れがちだ.人間を説明する万能な理論なんて物理学のようなきれいな世界でもないのだから,きれいに現れて観察できることは稀なのだろう.

彼は『ヤバい経済学』での自分の仕事を「おなら学の権威」と呼ばれた父親の研究と比較する。レビット氏の父親も周囲から医学研究には向いていないと言われたが、ひとつだけ研究者が不足している分野があると知り「腸内ガス」研究の道に進み、第一人者となった。「他の人と対等な立場で競争できるほど有能でないときには、誰も手をつけていないような隙間を見つけなくちゃいけない。わたしが(経済学で)やっていることは、ガス研究における父のキャリアと似ているね」
どうも自分も本流は避けて通りたい性格のようなので,脇道の方からゲリラ的にチクリとするような研究ネタを見つけるよう心がけたいものだ.

2011-12-06

[Life] 電動自転車を購入


職場が遠くなってしまったため自転車通勤はほとんどご無沙汰だった.
それとともに体重ももとにもどりつつある.
一番大きいのは,ゴール前5kmの急坂.
ここが一番体力を消耗し,部屋につくとゲンナリ,バタンキューとなる.

2週に1度くらいは頑張って行っていたが,
やはり相当の覚悟を持って出発することになり,
そんな気持ちだと自転車で行くのも億劫になってしまう.

そこで自転車も古くなってきたことだし,
掟破りだが電動自転車(ブリジストンのリアルストリーム)を購入することにした.
ちょっと高額ではあったが,また10年ほど乗る覚悟で購入を決断.

今日は初乗り.
さすがに電動自転車はすごい!
ある程度のスピードまでアシストで一気に持って行ってくれる.
こいつは楽でいいわい!思わず顔がニヤけてくる.これでは怪しいおっさんだ.
(こんなんでダイエット効果あるんか?)
問題の急坂も,楽とまでは言えないが,以前よりは確実に軽快に上りきることができた.

意外だったのは重量の安定効果.
帰りは急な下りになるのだが,以前は車体がぐらついてちょっと怖かった.
電動自転車は重量があり,サスペンションの効果も相まって,かなり安定してくれる.
確かに高速運転では,速度リミッターでアシストがきかなくなり,
重量のためにペダルが重くなるのだが,
市街地をそれほど速くないスピードで走る私にとっては,
重量の恩恵による安定性の向上の方がうれしかった.(と思うことにしよう)


今回の自転車にはカロリー系までついている.
行きは750kcal, 帰りは 500kcal で,今日1日で 1250kcal の消費だった.
(帰りに明太釜玉うどんを食べてしまったので,若干カロリーが補給されてしまったが)
これで自転車率がまた高くなるかも!?



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