旧正月にニューイヤーコンサートを観る
台湾からの留学生が
「今年は旧正月は帰ります」
と言って先週末帰国した.
なので,今週は旧正月なのだなぁ,と思っていたら,
週末にBSでニューイヤーコンサートの再放送をやっていた.
旧正月にあわせてニューイヤーコンサートの再放送とは
NHKもなかなか味なことをするではないか.
1月1日に見れなかったので,よい機会ですよ.
ハイドンの交響曲「告別」では,で一人また一人と演奏者が退場していく.
指揮者は「なんで?」といったパフォーマンス.
最後に残った演奏者には,横で肩を抱きながら,
「出て行かないでよ」と頭をなでながら指揮.
面白い演出ですよね.
恒例の新年の挨拶で
「世界平和と中東での正義の実現を望む」
と中東がキーワードとして出てきたので,
あぁ,この人もしかしてバレンボイムさんじゃないか,と思い出した.
バレンボイムという人を初めて知ったのは映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」で.
病に陥ってしまった妻を見捨てるとはけしからんではないか.などとマイナスイメージだったのだが,後に何かの番組で,イスラエルにおいて政治的に屈しない活動をしているほどの音楽好き頑固じじいであることを知り(イスラエルにおいてワーグナーを演奏することはとてもたいへんなことなのだということも,そのとき初めて知った),かなりすごい人ではないかと見直す.
最後の恒例のラデツキー行進曲なんか見ても,
みんなが楽しめるような演出.
あぁ,この人本当に偏見なくみなと音楽を楽しむこと
が好きなんだなぁ,と思いましたよ.
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