2011-06-07

[LIfe] 身体表現の授業

今週は身体表現に関する講義であった.
Virtual Reality の父と呼ばれている Jaron Lanier がバーチャルな空間でロブスターの身体に適応する実験を行った話などを紹介し,最後にミニレポートの課題として
「生まれ変わるとしたら,何になりたいですか?」
という質問をしてみた.

講義の趣旨から言えば,どちらかというと聞きたかったのは,興味を持っている人間以外の身体構造のものは何?というもので,異構造のものでも脳は適応する可能性があるということに対して思いを巡らせてもらうはずだったのだが,提出されたレポートを見ると,文字通りの質問に対する答えだった.けれども,この質問は学生さんの日々感じていることをかえって浮き彫りにしてくれたようだった.

意外にも,生まれ変わってネコやパンダ,ナマケモノになりたい,という学生さんが多かった.鳥になって自由に空を飛びたいということをきわめて美しく文学的に表現してある意見もあった.天然記念物になって大事にされたいという意見も.皆,授業やら就職活動やらで日々の生活に疲れてしまっているのかもしれない.

深刻な方では「普通の家庭に生まれたかった」というのもあり,ちょっと心配である.イケメンに生まれ変わって,とっかえひっかえ女の子と付き合い,飽きては捨てという願望を持った女の子も.いったい何があった!?


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この記事を読むと,Jaron Lanier の somatic cognition に対する熱意が単なる思いつきから始まっていたのではなく,人生に対する問いから始まっていたことがわかり興味深い.ちょうど Feynman と接点があったころが転機になっているようで,それも不思議な縁だ.今,困難にぶつかっている学生さんにもよい人生のきっかけが見つかればと思う.

最後に紹介されていた shapeshifting octopus の驚くべき動画.

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