レム睡眠を発見したのは,当時博士課程の学生であったアゼリンスキーという人.
彼は万年学生,つまり高齢の博士課程の学生で妻子を養うためにも,早く成果をあげて博士号を得なければならない
崖っぷちの状態の中で,息子の睡眠時の眼球運動を計測してレム睡眠を発見した.
「私の前にあるのは,一つの賭けだった.これまで誰も睡眠中の目の動きを一晩中観察したことはなかったので,新たな発見がある確率は高かった.言うまでもなく,かけに勝てるかどうかは,その発見が重要なものかどうかにかかっていた.」
睡眠の研究だからといって,決してのほほんとした雰囲気で発見された成果ではなかったんね.
そんな彼の言葉.
「私の持論である反インテリ的な発見の理論,”黄金の糞”理論によれば,どんな些細なことでも,非常に正確に,寸分たがわず的を絞って調べれば,ほぼ確実に科学の金塊が眠る未知の鉱脈を掘り当てられる」
そうなんだよねぇ.
しっかりと的を絞って正確に計測していく.
シンプルなんだけど,最も重要なことですよ.
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