2011-09-21
[Life] 寝返り
息子様は生後140日がすぎたころだが,ようやく寝返りができるようになった.
当初は寝返ってもなかなか下になった手を自分で抜くことができず,
「うーうー」
と赤い顔をしてどこか違う部分に力を入れていたが,いつの間にか手を抜いて,
頭を持ち上げる姿勢がとれるようになった.
といっても,仰向けからうつぶせの姿勢にはなれるものの,
逆方向の,うつぶせから仰向けにはまだ自分では姿勢の変換をすることはできない.
うつぶせになって,しばらく風景を楽しんでいたと思ったら,
疲れてきたのか悲しい声を出して助けを呼ぶ.
この時期はどうもまだ腕の筋肉の力が未発達なようで,
自分の体を持ち上げたり,腕の力を利用して前に進んだり
といったことはできないようだ.
このあたりは,ロボットでハイハイなどの運動を学習させるときとは
ちょっと異なるかもしれない.
ロボットモデルでは最初から十分な力を持たせていることが多いからだ.
ランダムに運動を探索する,という行動ももちろん見受けられるのだが,
一方で,ある程度行いたい運動のイメージが最初にあって,
それに対してアクチュエータの発達が続くということもあるのだろう.
動機は,なんといっても視覚にありそうだ.
寝返りができるかなり前から,新しい風景の見え方に
興味津々の顔で,うつぶせになるととたんに機嫌が
よくなるということが多くあった.
あるいは大人や保育園で見る他者の行動に触発されているのかもしれない.
実家から「ねがえりり祝い」などをもらったが,
どうも「光秀!寝返ったか!」という意味の方も思い出されて変な気持ちである.
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