「ぜひ女子高校生にも進路の一つとして工学分野を考えてほしいので,
身近に感じさせるために見学させてください」
という要望があり見学がありました.
見学の日の朝に,出かけに嫁さまに
「今日,女子高生が見学に来るねん.」
と言うと,
「ルンルンやなぁ..
ん? そんな格好で応対するんかいな!」
ということで,ヨレヨレのジーパンとよれよれのYシャツから,
同じくヨレヨレだけれど,まだましな方のスラックスとジャケットに着替えさせられる.
「女子高校生をもてなすんやったら,清潔感やで.イケメンとチョコレートのお菓子を用意しな!
後での話題ゆうたら,「あの説明してくれた人はカッコよかったなぁ」とかそんなんやで」
「いくらなんでも女子高生をばかにしすぎやで x_x...
でも,イケメンかぁ..確かになぁ.
研究室のイケメンに頼めばよかったな.」
などと嫁さまから注意を受ける.
残念ながら,見学では他のデモのために,ロボットたちは簀巻きにされて箱詰めにされてしまった後だったので,実際のロボットを見せることはあまりできなかったのだが,それでもムービーを見せると
「キモいー!」
などとよい反応がありました.
説明の最後に,工学部でも女性研究者の活動を促進するための試みが始まっていること等を紹介して,女性歓迎であることを少しアピールしたのですが,最初に見学した研究室の入っている建物には女子トイレがなかったことにショックを受けているらしく,肝心の環境面で説得力に欠けていたかもしれません.最近はこういう話もありますしね.
やはりイケメンとチョコレート作戦の方がよかったのか..
質問はほとんどなかったですが,ラボからの見送りのときに,
(生徒)「えっとー,デモってなんですか?」
(引率の先生)「あほか,デモンストレーションっていうことや」
(生徒)(手をあげながら)「あの最近,中国でいっぱいやってるやつ?」
(引率の先生)「それとちゃうわ.(こっちを向いて)びっくりするでしょ.
私らも,動物観察のように生態を研究している毎日ですわ.」
というやり取りが面白かったです.たしかにあのデモも,実演もデモンストレーションだわな.専門用語を使わないように説明したつもりでしたが,そこで既にだめだったか〜.
エラトーのロボット達がシュプレヒコールをしながら行進している様を想像して,ちょっと笑ってしまった.
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