やおらグロ先生が薄着になったのだが,
なにやらいつもと雰囲気が違う.
そう!グロ先生がスマートになっているのだ!
「本気になったら,ダイエットなんて簡単なのだ.」
すごい!これはいったいどうしたことなのだ.
肝硬変でさえクスリで直してしまうグロ先生,
あれだけ私と浅田先生のジョギングをバカにして,
「運動をするやつは馬鹿だ」
とのたまわれていたのに,これはいったいどうしたことなのだ?
「いったい何キロ痩せたんですか?」
「10キロほど痩せた.」
「あれだけ運動を馬鹿にしておられたではないですか.」
「運動は嫌いじゃない.
結果の出ない運動が嫌いなのだ」
と私のお腹を指差して言う.
なんやてー!まぁ,私のジョギングはご飯をおいしく,
ビールを美味しく飲むためのものだからなぁ.
なんでもとことんまでやってしまうグロ先生のこと,
何か変な方法を試しておられるに違いない.
「いったいどうやって痩せたんですか」
「会議とかで,つまらない話になってきたら,
座ったまま太ももを浮かせて腹筋を鍛えるのだ.
あとは,お腹が減ったら,死ぬほど腹筋をするのだ.
中途半端はだめやで.
空腹がどうでもよくなるくらい死ぬほどやらんとあかん.
そしたら,だんだん筋肉がついて胃を圧迫してが胃が小さくなり,
食べる量も減るのだ.」
ほんまかいな..
なんだか無茶苦茶な方法のようにも思えるが,
そうなのだろう.
精悍になった体つきを誇示するかのように
ピッタリとした薄着でウロウロするグロ先生は,
10歳ほど若返ったようにも見える.ここでヨイショしておこう.
「すっかり若返りましたね!」
「そうなのだ,すっかり君らと同い年やで.」
とニヤリと上機嫌で答えられておられました.
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